アクアフィリングの安全性。

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images112015年に日本に導入されたアクアフィリング。
組成はポリアミド2% 水分98% で生体親和性が高く、柔らかく自然な触り心地、3年で自然と吸収される、
「水で溶ける」といったキャッチフレーズで一躍人気施術の一つに仲間入りしました。

乳房の形状・触り心地等多くの方が満足している一方、やはり異物なので副作用の報告が少しずつ報告されています。

大手美容外科クリニックの短期(約1年)の報告によると3~4%程度、変形・痛み・感染 等が報告されています。
異物を体内に入れたとき、その物質がその人の体質に合うあわない(アレルギー反応)というのは起こり得ますので特に多いという印象はありません。
しかし、長期成績(5年や10年経過)の報告がないため今後どのようになるかまだ未知数です。
まだまだヒアルロン酸やシリコンバックトラブルのご相談の方が多いですが、
他院でアクアフィリングを注入し 変形・感染をきたしてご相談にいらしたゲスト、アクアフィリングが異物と認識し心配になりご相談にくるゲストが少しずつ見受けられるようになってきました。

ヨーロッパの厚生労働省の認可適合マークのCEの許可は得ていますが、アメリカの同等機関FDAの許可は得られてはいません。
今後5年後10年後どのような経過をたどるのか分かりません。

今後ご報告できるようなトラブル例がありましたらアップしたいと思います。

この施術に関する情報

施術名: アクアフィリング除去
治療の概要: 乳腺用エコーを用いて、バスト内の状態を確認。その後、生理食塩水でアクアフィリングを溶解する。溶解仕切れない場合には、注射器で吸い出し除去する。
施術費用(会員価格): ¥220,000〜(税込¥242,000〜)

副作用・リスク: 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

筆者のご紹介

加藤敏次

10年にわたり数多くの外科手術を手掛けてきた形成外科専門医。現状に満足することなく高みを望む「進化し続ける美容外科医」を志す。脂肪専門のスペシャリストとして世の中に貢献しようと日々邁進する。気さくで親身な姿勢がゲストからの人気を集めるドクター。

  • 日本形成外科専門医
  • 日本顎顔面外科学会会員
  • 日本美容外科学会会員
  • VASER Lipo認定医
  • コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医
  • VASER 4D Sculpt(ベイザー4D彫刻)認定医

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